音感を鍛えるため、曲への理解をより深めるため、他色々といいこといっぱいなので耳コピをしよう。
今回はクロノ・トリガーの「ガルディア王国千年祭」を耳コピしてみた。
ドンチャカドンチャカと騒がしい曲調で、いかにも祭りって感じの曲でございますね。
やっぱミッチーはすごいのう。。各楽器がめちゃ生き生きしてる。パーカッションの絡みとか途中でハープと笛だけになるところの緩急のつけ方とか。
ループの最後の方、最初のイントロと同じかと思いきや笛とアコーディオンが追加されてて、だんだん盛り上がってる感じとか直前パートとのバランスがよい。
曲情報
作曲者は光田康典さん。
- 1ループ:約1分35秒
- キー:D
- リズム:BPM97、6/8拍子
構成
便宜上「〇〇メロ」とします。
- イントロ4小節x2
- Aメロ8小節x2
- Bメロ4小節+3小節+4小節
- Cメロ4小節x2
- アウトロ4小節後、最初からループ
使用楽器
楽器編成は、実際のところは違うかもしれないけどワシが使ったのは
- ハープ
- アコーディオン
- 笛
- アップライトベース
- タンバリン
- マラカス
- タイコ
- 手拍子
- 声(ハッ!)
ほとんどの楽器は騒がしい雰囲気によく合いそうだし予想通りだけど、最初のメロディに一番しっくりくるの楽器がハープだったのがすごく意外だった。
もっと「ポロン、ポロン」みたいな、幻想的だったり儚げなイメージだったのに、結構こういうアップテンポな曲にも使えるのね(実際はケルティック・ハープってやつっぽいな)。
声は自分でやってみたけど、どことなく和田アキ子感の漂う声になってしまった。
コード分析
あくまで勉強中のワシのメモなので、見落としているポイントや解釈間違い等あるかもですが悪しからず。
コード進行
イントロ
I Vm|IV I|♭VII IV|V
I|I|I|I
最初4小節はメロディとベースラインの2音だけなのでコード感が曖昧。大きな塊としてI,♭VII,IV,Vとも聞こえる。
Aメロ
I|I|♭VII|I
×4
ほとんどI。
Bメロ
IV V|IV V|IV I|V
×2
8小節目は↓へ。♭VII△7がめっちゃいい仕事してる。
♭VII△7|♭VII△7|V|V
Cメロ
I|IV|II7/#IV|V
×2
アウトロはイントロ前半とほぼ同じなので割愛。
コードの特徴とか考える
キーはDメジャーだけど、♭VIIが多用されている。
viiの音だけ下がってるので、ミクソリディアンスケール上のコードをメインに作られてるってことかな。
民族音楽っぽい曲はドリアンがよく使われるけど、それだと暗くなっちゃうからそうしてるのだと思う。
Bメロ後半の♭VII△7が非常にいい仕事してますねえ。。
前半は特にコードがあまり動かなくて、リズムに耳が行きやすくなってる気がする。
からのBメロのIVで展開感が強く出てる。
IIIとVIのコードは一度も使われてない。IIのコードもCメロのツーファイブでしか使われてない。
というか、マイナーコードほぼ使われてないやんけ、、!
明るくするために有効な手法なのかな?
他気をつけたところ
全体的にそのまま打ち込むだけだと非常に眠たい感じになってしまったので、ADSRとかコンプいじったりして、かなりアタックを強調してる。特にパーカッション。
騒がしかったり元気がいい曲はキレが大事なのかな。
ただ、笛とベースはほとんどそのまま。
エフェクト
メロディの楽器はリミッターでもとから音圧をあげてある。あと、S1 Imagerでステレオ感を弱めて真ん中に狭く鳴ってる感じにした。
ベースはエフェクト全くかけてなかった。EQすらかけてない。SampleTankのアップライトベース優秀ね。単品だと若干生々しいノイズが気になるけど。ゲームらしさが減っちゃいそうで。
あと、オートメーションっていうのでエフェクトの値を時間によって変えてみたりしてみた。
完成度がグッと上がる気がするけど、自分で作る曲でここまで作り込めるかっていったらまだ微妙。まだね!どちらかといえばスピード重視ダマダ。
しかし耳コピも楽しいなあ。こればっかやっててもあかんけどね。
では、よいDTMライフを。