音感を鍛えるため、曲への理解をより深めるため、他色々といいこといっぱいなので耳コピをしよう。
クロノ・トリガーの「地下水道」を耳コピしてみた。
何か出てきそうなあやしげな曲。
随分前に打ち込んだ曲だけど今見てみると、ストリングス重ねすぎだし、7thの音が鳴ってなかったりする。リバーブもかけすぎてたりする。けどご愛嬌ということで、、。
曲情報
作曲者は光田康典さん。
- 長さ:約1分
- キー:Em
- テンポ:BPM80
構成
便宜上「〇〇メロ」とか書きます。
- Aメロ:8小節
- Bメロ:8小節
- アウトロ:4小節
使用楽器
- 水の流れる音
- ストリングス(ピチカート)x2
- ストリングス×4
- 笛x2
- アコースティックギター
- ハープシコード
あれ、トラック数合計8トラック以上いってるな、、。
最大同時発音数が8ってだけで、トラック数自体は違うのか?
判明次第追記する。
曲、コード分析
あくまで勉強中のワシのメモなので、見落としているポイントや解釈間違い等あるかもですが悪しからず。
気が付いたことメモ
前半と後半で使用楽器をまるっと変わる。
マイナーキーでのピチカート、独特の寂しさが出る。導音を使うとさらに。なんだろ。物語性というか。
ハープシコードを使うと一気に昔の教会みたいになって(バロック調って感じ?)、そこに民族楽器風の笛の音が混じってなんとも言えない怪しさ。
楽器が持つ特性の一面なんだろうけど。
強調する拍も前半後半で変わっててメリハリが出てる。
コード進行
Aメロ
Im|V7/VII|V7/VII|Im
Im , , , I|IVm|V , IIdim/♭VI , VIm7-5 , VIIdim|Im
Vmは使わず、前半は「Im」と「V7」の繰り返し。
5小節目の「I」は、「IVm」に向かうセカンダリードミナント的な使い方かな。
7小節目のdimラッシュ。特に表記がないところは7thの音は鳴っていない。「IIdim/♭VI」は「♭VIdim7」でも良さそう。
パッシングディミニッシュ的な使い方。
どこをとっても半音の動きが際立つ進行に感じた。
Bメロ
Im Idim7|V7 Im
×2
これまた半音の動きが際立つ進行。
Idim7の♭vの音を主メロが1小節2拍目でずっと鳴らしてて怪しさmax。
アウトロ
IVm V|IVm , ♭Vdim7 , V , V7
IVm V|IVm , ♭Vdim7 , V ,
もう一度全体
コメント多くなっちゃったので全体をもう一度。
Im|V7/VII|V7/VII|Im
Im , , , I|IVm|V , IIdim/♭VI , VIm7-5 , VIIdim|Im
Im Idim7|V7 Im
×2
IVm V|IVm , ♭Vdim7 , V , V7
IVm V|IVm , ♭Vdim7 , V ,
コードの特徴とか考える
とにかく最後まで「V」やディミニッシュコードで半音の動きが多用されていた。
ディミニッシュのところ以外は「I」と「V」の繰り返しみたいな進行。
ディミニッシュコードや半音の動きを特に目立たせるため?
ガルディア王国千年祭の耳コピの時も思ったけど、フィールドとかダンジョン、街の中の音楽は繰り返し聴く機会が多いので、聴き疲れしないようにあまり複雑なコード進行にしないようにしているのかもしれない。
まだ耳コピ曲数が少ないので推測だけど、気づきのメモとして書いておく。
他気をつけたところ、気が付いたこと
全部Logic Pro Xの音源で作って、原曲に似た音源がないときは複数の楽器を合成したり、音程ごとに楽器を切り替えたりしてる。
個人的にオーボエとケルト笛の合成はいい感じ。
水の流れる音は「Alchemy」っていう付属シンセのプリセット「Wing Jab」をこねくり回して作った。
クロノ・トリガーの曲は生楽器で構成されてる曲が多くて耳コピしやすい気がする。
以上。では、よいDTMライフを。